熱中症に気をつけましょう
月曜日, 5月 30th, 2016こんにちは、栄養課です。日増しに蒸し暑くなってきましたね。
熱中症の発生は7~8月が発生のピークです。熱中症を正しく理解し、予防に努めて下さい。
熱中症とは、体温の上昇と調整機能のバランスが崩れて身体に熱が溜まる状態をいいます。
熱中症予防には、「水分補給」と「暑さを避けること」が大切です。
① 水分・塩分補給
こまめに水分・塩分の補給を行いましょう。
特に高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能や暑さに対する体の調整機能が低下しています。のどの渇きを感じていなくてもこまめに水分補給を行い、また暑さを感じなくても扇風機やエアコンを使って温度調整をするように心がけましょう。
② 熱中症になりにくい室内環境
扇風機やエアコンを使った温度調整、室温が上がりにくい環境(こまめな換気、遮光カーテン、すだれなど)の確保、こまめな室温確認を行いましょう。
③ 体調に合わせた取り組み
こまめな体温測定、通気性の良い吸湿・速乾の衣服着用、保冷剤、氷、冷たいタオルなどによる体の冷却を行いましょう。
④ 外出時に準備
日傘や帽子の着用、日陰の利用、こまめな休憩を心がけましょう。
次に熱中症を予防する栄養素です。
カリウム
汗をかくと細胞内のカリウムが排泄され脱水症状になります。過剰なナトリウム排泄や筋肉収縮を助ける働きもあり、日頃からしっかり摂りたい栄養素です。野菜、海藻、豆類などに多く含まれています。
ビタミンB1
糖質からエネルギーがつくられるときに必要な栄養素であるため、疲労回復や夏バテ解消に効果的です。豚肉、うなぎ、大豆などに多く含まれています。
クエン酸
クエン酸はブドウ糖を無駄なくエネルギーに転換するための重要な栄養素であるため、エネルギー補給に欠かせない栄養素であり疲労回復に効果的です。柑橘類、酢、梅干しなどに多く含まれています。
しっかり水分を摂り、しっかり食べて、熱中症を予防し暑い夏を乗り切りましょう!