要介護者家族の現実
こんにちは、居宅介護支援事業所の岩城です。私の母親は93歳、今年5月まで大阪市内で一人暮らしをしていました。5月末に自宅で転倒してから入退院を経て今は長期のショートステイを利用しています。それで私は要介護者家族になりました。介護職に携わるようになって20余年、これまで数百人の介護者とその家族に関わりその苦労や介護負担について理解しているつもりでしたが、いざ自分がその立場に立つとその現実の厳しさがよく分かります。入退院や介護保険、生命保険の手続き、通院の付き添いと主治医との面談、自宅での介護、金銭管理等他にも多くの用事があります。介護負担の大きさから介護離職したり介護ノイローゼになる人もあります。介護保険制度は要介護者だけでなくその家族も支援する制度です。要介護者とその家族に寄り添いその人らしい人生の最終章が描けるお手伝いをしたいと思う今日この頃です。因みに私は6月から地元の介護者家族の会に参加して情報共有しています。介護の悩みを一人で抱え込まず地域包括支援センターや家族の会に相談することで解決できることがたくさんあります。