「ありがとう」
こんにちは居宅介護支援事業所の中村です。
突然ですが、「ありがとう」の反対語ってわかりますか?
「あたりまえ」だそうです。
6月11日月曜日の朝、母が亡くなりました。昨年12月4日に父が亡くなり後を追うように母も逝ってしまいました。
母は平成20年8月から他市の特養でお世話になっていました。父は毎日特養に通い、母の朝食の介助をし、歯磨き、整容、マッサージ、入浴の準備をして自宅に帰るという生活を約10年続けてきました。今まで父と母がそうして生活していることが「あたりまえ」になっていたような気がします。
介護保険がなんなのかわからない頃の私に
「こんなのがあるから行ってみたら?」
とヘルパー2級を取るように勧めてくれたのは母でした。母に反抗的であった私は、この辺で母の言う事を聞いておいた方がいいかなぁと思い親孝行のつもりで取った資格でした。その頃の私は今こうしてケアマネという仕事をするようになるなんて想像すらできませんでした。母の一言が、私の人生を変えた言葉であったと今になって思います。
居ることが「あたりまえ」だった父と母がいなくなり、
「ありがとう」の気持ちでいっぱいです。