お月さん
“月がー出たでーたー、月がーでたぁ、よいよい、”で始まるのはご存知、九州の民謡、炭坑節です。“あんまりー煙突がぁ高いのでぇ、さーぞや、お月さん煙たかろぉ”と続くのですが、
もちろん、お月さんが煙たいわけありません(笑)
地球とお月さんの距離は、ざっと384400キロメートル、日本で最速の新幹線、のぞみで向かっても約53日かかります。(距離だけの問題ではありませんが・・・)
昔から親しみを持って歌い継がれている月のうたは、他にもたくさんあり、いかに月が皆に愛されてきたかが分かります。
日本と中国との関係が尖閣諸島の漁船衝突事件以来、ギクシャクしています。
最近の読売新聞の世論調査でも、両国の関係が悪いと答えた率が日本では90パーセントにも
達しました。地理的には約350km、飛行機でたった2時間くらいの距離なのですが・・・
距離があっても、いつも身近に感じ安心感のもてる関係、
距離がないのに、緊張感を持って身構えてしまう関係、
家族間の関係は距離が近すぎる分、後者の関係にはまり込んでしまうことも多いのではないでしょうか?
ケアマネジャーという仕事柄、家族間の複雑な関係を目にし、戸惑ってしまうことが少なからずあります。そんな時でも、本人にとっての幸せはなにか?本人にとってこれを選択することは長期的に利益になるのか?など本人を軸にした視点から考え、家族様にも理解を求めるようにしています。(実際、感情が揺れ動いたりして簡単なことではないのですが・・・。)
“まぁるい、まぁるい、まんまるい、”お月さんのような家族関係に憧れを抱きながら、
さて、我が家の関係を採点すると、心もとない・・・。半月くらいでしょうか?(いや、三日月・・・)