「加齢性難聴」支援機器の導入
こんにちは、センター職員です。
寒さも少し和らぎ、暖かい日差しが快く感じられる季節になりました。南センターの裏山では、鴬のなき声が聞かれ始めました。
さてこの度、南センターに加齢性難聴者の対話支援機器「コミューン モバイル」が導入されました。この機器は、「話し手」の声を「加齢性難聴」の方でも聞き取りやすい音質に変換するスピーカーです。
音が不明瞭に聴こえる「加齢性難聴」に対しては、単に音量を上げるのではなく、高齢者が特に聞き取りにくい高周波音域の音をクリアにすることで、音や言葉の明瞭度を上げることが必要となります。65~74歳では3人に1人、75歳以上では約半数の人が、「加齢性難聴」に悩まれていると言われています。
聴力の低下は「老化現象」として軽視されがちですが、最近の研究では認知症やうつ状態のリスク要因となることが明らかになっています。聴覚機能の低下の早期発見・早期ケアを行うことで高齢者のフレイル(虚弱)予防につなげることができます。
今回導入された「コミューン モバイル」を活用して、人にやさしい接遇に努めたいと思っております。センター内では、まだまだコロナ感染対策上の制限がありますが、ご理解の程よろしくお願いします。