七夕の願い事
夏の日盛りに木陰の恋しい季節となりました。
こんにちは支援員です。
7月7日は七夕の日ですので、今年も短冊を行いました。
折り紙で七夕飾りを作ったり、短冊に願い事を書いて、ひとつひとつ丁寧に願いを込めて飾りつけしました。
短冊の色は青・赤・黄・白・黒の5色が正式ですが、
なぜ5色なのか知っていますか。
それは、中国と深い関係があるのです。
この色は陰陽五行説の5つの元素が由来で、この世の自然界すべてを
表現しているそうです。
短冊の5色
- 青の短冊⇒自然の緑を表現している「木」
- 赤の短冊⇒火を表現している「火」
- 黄の短冊⇒大地を表現している「土」
- 白の短冊⇒地中に埋まっている金属を表現している「金」
- 黒の短冊⇒生命を育てることを表現している「水」
私たちも自然界の一員ですよね。
七夕のお願い事も自然界を表現している五色の短冊に書くことで自然界を見守っている「織姫」と「彦星」に届くのかもしれませんね。
七夕のお願い事は、私利私欲ではなく、自然界のみんなのことを短冊に書くと叶うかもしれませんね。
また、七夕の短冊の5色には人としての生き方もあらわしているんです。それは、人間の五徳である「仁・礼・信・義・智」なんです。
五徳は儒教の考え方であり、中国の思想家で有名な孔子が基礎を築いた思想です。
短冊と5徳の関係
- 青の短冊⇒「仁」 仁とは相手を思いやること
- 赤の短冊⇒「礼」 礼は感謝すること
- 黄の短冊⇒「信」 信とは約束を守ること
- 白の短冊⇒「義」 義とはルールを守ること
- 黒の短冊⇒「智」 智とは学業にはげむこと
例えば、「寝坊しませんように」ならルールを守る事なので白の短冊で書き、「東京大学に合格しますように」なら学業にはげむ事ですので黒の短冊に書きます。
私は、青の短冊で「夏風邪などお召しになられませんように。」と書いてみました。
一年に一回の七夕の日ですので、何か願い事を書いてみてはいかがでしょうか。